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理想の女性を見つけました ~下妻物語~

2006-11-15 17:00:00 Category : 友情

硬派な女性にずっと憧れていた。
中学生のとき、僕の机にはある詩が刻まれていた。
「一生一度のこの想い」ではじまり、「惚れた男のためならば捨ててみせますこの命」で終わるその詩は、まさに硬派。
惚れた男に対する情熱がビシバシ伝わってくるものだった。
純粋というか、周りが見えていないというか、若いからこそかける詩なのだろうけど、同じく純粋で周りが見えてなかった僕はその詩がとても好きだった。
授業に飽きたときはいつも、僕の先輩にあたる人が掘ったと思われるその詩を眺め、彼女の波乱万丈の人生を想像していた。
僕の妄想のなかではその先輩はたぶん、素手で50人、日本刀で20人、マシンガンで100人くらいの敵をやっつけている。でも現実の世界ではもう30歳とか40歳で、机の詩の男と結婚して、きっといいお母さんになっていると思う。

今回紹介する映画には、僕が想像していた先輩のイメージにぴったりの女性が出てくる。
その映画とは「下妻物語」。ロリータファッションを愛する竜ヶ崎桃子(深田恭子)と時代錯誤感満載の茨城のヤンキー、白百合イチゴの友情物語だ。原作は嶽本野ばら。桃子とイチゴは、「一角獣の龍二」との恋愛や伝説の刺繍屋探しなど、いろんなイベントを経て友情を深めていき、最後に大きな戦いを迎えるというストーリー。
スピード感があってノリが良くて、エンターテイメントという言葉が良く似合う映画で、とにかく楽しませるということに重点が置かれた作品だと思う。

全体的にフザけてるのだけど、急にシリアスになる場面がいくつかあって、そこでジーンときてしまう。イチゴが失恋して大泣きするところか、桃子とイチゴが仲直りするところとか。

いかにも「泣かせます」っていうような映画に飽きたときは、こういう映画もいいと思う。

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